カテゴリの外見をSEO改善のためにアップデートしました
カテゴリはWikiを組織化するうえで極めて基本的かつシンプルなツールです。しかし同時に、カテゴリによって生じたいくつかの問題が、コミュニティのコンテンツを検索結果の上位に位置づける妨げになっています。
今回は、従来と同じ見た目と利便性、パーソナライズ機能は維持しながら、SEO問題にも対処すべく先日リリースしたシンプルな新カテゴリ・デザインを皆様にご紹介します。
カテゴリはMediaWikiの基本的な要素であり、ソフトウェアが始まってから現在に至るまで存在し続けている機能です。数年前、私たちはカテゴリ・エキシビジョンを含む新しい表示オプションを開発しました。これはカテゴリの内容をギャラリー風のビジュアルで表示する機能で、コミュニティごとにオンオフを設定できます。
サイトの読者にとって、カテゴリの視覚的なブラウジングは非常に有益な機能です。また、本機能はカテゴリをリスト・モードで見るかフル=ギャラリー・モードで見るか個人で設定でき、さらに表示順もアルファベット順と閲覧回数順のいずれかを選べます。
Googleは検索結果のランク付けをするためにページをスキャンしています。ランク付けの基準は常に進化しており、カテゴリページは以下に挙げる3つの側面で近年の基準に合致していません。
- ページ化:大きなカテゴリになると、各ページに200記事分のリンクもしくは画像が並んでいるだけで、それが第2、3、あるいは4ページ目へと延々と続いています。読者は「前の200件」もしくは「次の200件」をクリックして前後のページを移動しますが、構造が複雑で逐次的ではないため、Googleのクローラーを混乱させます。
- エキシビジョン・フィルター:エキシビジョン・モードでは、アルファベット順もしくは閲覧順の表示を選択した際に…
“ユニファイケーション”のご紹介、FANDOMの次なる開発計画
8月、私たちはWikiの現代化やモバイルの現代化といったプロジェクトの成功を背景に、新プロダクトの第一歩目のテストを行いました。本日、皆様にその詳細を発表したいと思います。
長文になりますので、心の準備をお願いします!
- 1 初めに、これまでの背景について
- 2 ユーザー維持に向けた過去の取り組み
- 3 FANDOMアプリから学んだこと
- 4 FANDOM統合
この1年と半年、私たちは皆様にWikiやモバイルの現代化について説明してまいりました。デザインのアップデートや広告の削減によって外見とパフォーマンスを改善するにとどまらず、現代化によってコミュニティを利用するユーザーを増やすこともできました。2014年から2018年にかけての編集および編集者数の推移は以下の通りです:
編集者数はご覧の通り上下していますが、今までは全体的に下降傾向が見られ、特に広告を増やした2016年には活発な編集者を失ってしまいました。しかし主に2017年からページ・パフォーマンスの改善が始まると、編集者の数が再びはっきりと増加し始めました。
私たちが今まで成し遂げられなかったのはユーザーの維持でした。編集をする人や読者が増えるのも大切なことですが、一度だけ来て離れてしまう人ばかりでは、健全なコミュニティをつくることはできません。
そこで浮上した課題は、どうすれば編集数の増加を維持しつつ、編集者と読者に何度も訪問してもらえるような環境をつくれるか、ということでした。
そこで私たちは上記の課題を念頭に、普段からコミュニティにいる編集者を今まで以上に惹きつけ、ユーザー維持に向けたコミュニティ主導の体験を構築するという明確な目標を立て、新しいプロジェクトを開始することにしたのです。
私たちはこれまでにもユーザーを維持するため、チャットやメッセ…
fandom.comドメイン移行のテスト方法について
今年8月、これまでのwikia.comのドメインをfandom.comに移行することを発表しました。今回の移行に伴い、本社ではSEOへの影響をテストするための準備を大々的に行ってきました。そこで一度皆さまに本プロセスに関する情報および上記テスト方法、トラフィックの安定を保つ方法について説明し、皆さまのご質問にもお答えしたいと思います。
基本的には、10月初頭、すなわち来週(正確な日付が決まり次第発表します)に約3,200のコミュニティを新しいドメイン構造に移行する予定となります。そのうちおよそ600 が英語コミュニティで、それ以外は11カ国語にわたる海外のコミュニティです。海外のコミュニティについても、グローバルでのHTTPS導入の一環として7月に発表した新しい言語パスをテストすることになります。
今回のテストの主なポイントは以下の通りです:
- なぜ3,200ものコミュニティを移行するのですか? 最も重要な目標は、皆様のサイトのトラフィックを保ちつつ、2019年以内に全ての移行を問題なく終えることです。短期的にはドメイン移行によってコミュニティへの訪問者数が減ることが予想される一方で、その間もGoogleやその他検索エンジンは状況に適応し続け、訪問者のトラフィックも正常化していきます。ただしこれを事前にテストし、正確な影響を測定する必要があります。現行および将来的なテストを通じて本社のSEOチームは迅速にあらゆる潜在的問題を解決し、トラフィックへの長期的な影響を回避していきます。
- 移行テストはどのように実施されますか? テスト実施にあたり、移行対象のドメインに関連する250,000もの重要なキーワードを12カ国語にわたって準備しました。コミュニティの移行が完了次第、それらのキーワードを…
2018年のFANDOMモバイル・スキン アップデート
私達は今年、モバイル・エクスペリエンスの向上のためにさまざまな試みを展開してきました。最初に行ったのは、モバイルサイトの読み込み速度とパフォーマンスを上げるための各種システム改良です。最近ではサイトの印象をより良くするため、ウェブデザインの改変を進めています。
なぜモバイル・ウェブに変更を加えるのか、疑問を持つ方もいるかもしれません。簡単に言うと、ページの見た目の印象が良く、デザイン品質が高いほど、訪問者が再びコミュニティに戻ってくる可能性が高いからです。またそれだけでなく、良い見た目のページほど高品質の広告を掲載できる機会が増加し、結果的に広告の数を減らすことにつながります。2017年にデスクトップ版の広告を30%削減することができたように、私達はモバイルでもより良いデザインが広告削減を実現し、パフォーマンスを改善してくれると信じています。
今年、私達はモバイル近代化のさまざまな計画を実現しました。以下がその一覧です:
- パフォーマンスの改善:システムのバックエンドの改善により、ページの読み込み開始からかかる時間が7秒から3.5秒に減り、実に51%の減少が実現できました。
- フォントの変更:3月には、モバイル・ウェブのWikiページのフォントが Rubik に変更されまいた(英字)。これはFANDOM ブランドのフォントで、モバイル・ウェブと同時にFANDOMアプリでも変更が行われています。
- 記事トップのデザイン変更:7月には、モバイル・ウェブおよびデスクトップページのトップ部分のアップデートを行いました。FANDOM全体のナビゲーションと各サイトのナビゲーションが効率的に作用するよう改善し、コミュニティの名前が最上部に表示されるようにしました。
先月にもいくつかの重要な変更を行いました…
2019年初頭にWikiのドメインがwikia.comからfandom.comに変更されます
2019年初頭、FANDOM ブランドの新たなる一歩として、すべてのサイトのドメインがwikia.comからfandom.comに変更されます。これにより、皆様のwikiのURLが ○○.wikia.com から ○○.fandom.comに変わることになります。
今回の変更を受け、疑問や懸念を抱いた方もいることでしょう。そこで今回、予想されうる疑問に改めてお答えしたいと思います。またその他の質問は、下のコメント欄にお寄せ下さい。
- なぜドメインがfandom.comに変更されるの? 社名がWikiaから変更されて2年が過ぎようとしています。サイトは既にFANDOMブランドのもとで運営されており、ファンの皆様にも、頼りになるエンターテインメント・サイトとしてFANDOMならびに各コミュニティを楽しんで頂いています。そうした背景を受け、今こそドメインを変更し、リブランディングを完了する最良のタイミングと判断いたしました。
- コミュニティにとっての利点は? FANDOMはわかりやすいブランド名のもとで邁進しており、それに伴い読者の数も増え続けています。ドメインもブランド名と同じにすることで、コミュニティやコンテンツがファンの目に触れる機会がさらに増すことでしょう。
- Wikiの訪問者数に影響は? 短期的にトラフィックが減少すると予想されていますが、社内のSEOチームが外部のSEO企業とも協力し、影響が最小限になるよう取り組んでいます。
- wikia.comのアドレスはまだ使えるの? もちろんです。wikia.comのアドレスは全て新しいfandom.comへのリダイレクトになります。外部サイトからのリンクやブックマークもこれまで通りご利用頂けます。
- ポップカルチャー以外のwikiは? 私たちのブランドは主…