コミュニティセントラル
今回は、Fandom powered by Wikiaコミュニティ担当副社長のジェン・バートン(2011年入社)が事業開発担当上級副社長のウィリアム・シュルツェ(2012年入社)とともに投稿をお届けします。
Community Value

大規模ウェブサイトの多くは、プロダクトやサービスを中心に構築されています。たとえば、Googleはあらゆる情報を検索するためのサービス、FacebookやTwitterは自分自身を表現するためのプラットフォーム、というように、これが大半のウェブサイトの典型的な形です。しかし、Fandomはこれとは一線を画しています。Fandomは単一のプロダクトやサービスよりもずっと幅広いもので、皆がそれぞれの熱意や知識を持ち寄ってより大きなものを作り上げる場所です。このように、熱心なファン、知識の豊富なファン、筋金入りのファンをお支えするという光栄に恵まれている私たちにとって、Fandomの価値をコミュニティ抜きに語ることはできません。

コミュニティは、Fandomの価値とそのあらゆる営みの中心にあります。私たちは常に、コミュニティのニーズと事業ニーズのバランスを保つように努めるとともに、「コミュニティ・コネクト(Community Connect)」イベントの規模を拡大させてコミュニティ ・メンバーとつながる機会を増やせるようにするなど、コラボレーションのための新しい手段も模索し続けています。このような価値観を軸に据えることで、私たちのプロダクトは、それを中心にサイトが展開するというよりも、世界中のユーザーがコンテンツを作成できる編集・公開ツールへと発展しました。そして、このツールで作成されたコンテンツが、より大きなコミュニティを形作っているのです。しかし、ここで投稿者と読者を結び付けているのはこのツールですが、こうしたユーザーをコミュニティに繰り返し訪れさせ、コミュニティの一部たらしめているのは、彼らの熱意そのものです。

前回までの投稿で、アン・ワトソンテッド・ギルが弊社自体もコミュニティとして機能していることをお伝えしました。スタッフの誰もが共通の目標に向かって一体となって取り組んでおり、これは皆さんが協力してwikiを作り上げているのと同じです。弊社では、他のチームと関わらずに自分たちの部署だけで仕事を進めることはあり得ません。たとえば、コミュニティチームは、プロダクト、営業、マーケティングの各チームと直接協力しながら、プロダクトや事業に関連する意思決定の中心にコミュニティが置かれるようにしています。同様に、営業チームでは、プロダクト、編集(Fandomの最新情報とストーリー担当)、マーケティング、コミュニティの各チームと協力して、事業に最大限の価値をもたらす決定がなされるようにしています。このようなコラボレーションによって、Fandomスタッフどうしのコミュニティが育まれているのです。

2014年5月、私たちは既存のプラットフォームに組み込み可能な新しいタイプのコミュニティの導入に一歩踏み出しました。Fandomではあまり見かけないようなテーマについてファンどうしが語り合うフォーラムベースのプラットフォーム、Huddlerを買収したのです。たとえば、7つのフォーラム・コミュニティのうちの1つ、NikeTalkは、当初はNIKE製品のファンが集う場所でしたが、現在では、豊富な知識を持つ熱心なスニーカーファンが集まるコミュニティへと成長しました。もう1つのコミュニティ、Head-Fiには、ハイエンドなヘッドフォンや音響装置をテーマにファンが集まっています。こうしたフォーラムに集う人たちは皆、製品に対する深い関心を共有するとともに、専門的な知識も共有しています。

この投稿を読んでいらっしゃる多くの皆さんにとって、Huddlerのことを耳するのは初めてかもしれませんが、実は、Huddlerのテクノロジーは新しいトーク機能としてFandomのプラットフォームにすでに取り入れられています。トークの画面はHuddlerのものとはかなり異なりますが、ディスカッション機能を支えているプロダクトは、Huddlerで使用されているソフトウェアの影響をかなり受けています。また、現在ディスカッション機能に関わっているチームメンバーの多くは、以前Huddlerのプラットフォーム管理に携わっていた人たちです。ですから、ディスカッション機能が成果を上げているのは、Huddlerコミュニティの成功のおかげなのです。

Fandomの中核となるプラットフォームでも、Huddlerのコミュニティでも、私たちの事業の在り方はコミュニティを最優先とするものです。それにより、コミュニティの中のファンの持つ影響力の大きさや専門的な知識の量を認めてくださっているより多くのユーザーの方々やビジネスに対して、コミュニティの熱意を届けることが可能になっています。さて、このようなファンやスタッフの熱意は、「心」なくしてはあり得ません。「Fandomの価値」シリーズの来週の投稿では、グローバルタレント担当副社長のジョン=ポール・エールズ=バーニコートと人事担当副社長のアン・ワトソンが「心」の価値についてお伝えします。

皆さんがコミュニティについて一番大切だと思うことは何ですか?ぜひ下のコメントにてお聞かせください。お待ちしております!

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