ウィキアにあるサイトを閲覧しているときに、「管理者」「アドミン」「アドミニストレーター」「シスオペ」「Admin」「Administrator」「SysOp」という言葉を見たことがある人もいると思います。
アカウントを作成してログインしているユーザーの中には、もうすでにどこかのウィキアコミュニティ (Wiki) でこのような権限を持っている人もいるでしょう。
管理者に責任能力は問われる?[]
ウィキペディア日本語版でも「管理者」や「シスオペ」と呼ばれていますが、名前が「管理者」だからといってウィキアを管理する責任を問われる立場にあるわけではありません。今までよく勘違いされてきたことは、「管理者」という名称から「ウェブサイトの管理人」と思われたり、ものすごい権力を持った人と思われていたことなどがあります。またウィキペディア日本語版では管理者になるのに、立候補して投票で賛成票と反対票の比率が 4 : 1 以上になる必要があるなど、高いハードルがあったため、何か問題が起きたときに適切に対処しないと、多くのユーザーから猛批判を受けて解任動議を提出させられて解任投票によって管理者を辞めさせられることがあったので、管理者になるということは、ものすごく大変なことだと誤解されている方もいるかもしれません。
しかし、ウィキアでは "管理者" とは、特定の個々のウィキアコミュニティ内でなるものであり、あるウィキアコミュニティで "管理者" になっても、他のウィキアコミュニティでは一般ユーザーです。もちろん複数のウィキアコミュニティ内で "管理者" になることは可能です。
アドミン (管理者) にできること[]
「管理者」も「Administrator」も「Admin」も「シスオペ」も皆同じです。この権限を持ったユーザーは通常のユーザーと比較して次ようなことができます。
- ワンクリックで編集をリバートできるロールバック (巻き戻し)
- 編集合戦や荒らし、ヴァンダリズムが頻発するページをアドミン以外のユーザーが編集できなくなる、ページの保護
- 他のユーザーが作成・編集したページやアップロードしたファイルの削除
- 削除されたページやファイルの復元
- チャットモデレーターの権限付与と破棄
- ウィキアコミュニティのスキンやフォーマットの編集
- ウィキアコミュニティでは快適な編集をするユーザーへのブロック
- システムメッセージなどの、MediaWiki名前空間ページの編集
このようにできることが増えるようになります。
ウィキアで新しいコミュニティ立ち上げたことがある方のプロフィールページにはファウンダー (設立者、FOUNDER) の他に、アドミンやADMINと表示されていることがあります。
MediaWikiの仕様として英語版では Administrator または Sysop、日本語版では管理者やシスオペと呼ばれていますが、誰かがどこかのウィキアコミュニティで "管理者" になったからといって、その人に何か重たい責任を負わされるということはありません。
新しくウィキアコミュニティ (wiki) を立ち上げると、自動的にアドミンになれる[]
ウィキアで新しくウィキアコミュニティ (Wiki) を立ち上げると、立ち上げた人はファウンダー (設立者、Founder) と呼ばれ、自動的にアドミニストレーター (管理者) と呼ばれる権限と、ビューロクラット (Bureaucrat) と呼ばれる権限を獲得できます。
既存のウィキアコミュニティのアドミンになるには?[]
すでの他の誰かが立ち上げたウィキアコミュニティでは、そのコミュニティ内で承認が得られれば、そのコミュニティでビューロクラット権限を持ったユーザーによってアドミン権限を獲得できることができます。そのコミュニティにいるアドミンや、フォーラムなどで話し合ってみましょう。
もし、あるウィキアコミュニティでどのアドミンもユーザーも長期間活動しなくなったか、不在のときは、アダプションのリクエストをすることによって、アドミン権限を獲得できる場合があります。詳しくはヘルプ:ウィキアコミュニティの移譲をご覧ください。
もし活動中のアドミンがひとりもいないけれどもユーザーが活動している場合は、その活動中のユーザーに、フォーラムなどを通じてアドミンになりたいと告げてみましょう。そこでアドミンになってもよさそうだと思った場合に、上記と同じ方法でアダプション:リクエストに進んで見ましょう。
よく編集しているんだけれども
情報が古い箇所があって、編集したいけれども
アドミンでないと編集できない箇所が……
あいにくそこのコミュニティのアドミンが不在……
既存の活動中のコミュニティでアドミンになりたかったけれどもなれなかった場合は?[]
既存のコミュニティでアドミンになりたかったけれども、コミュニティに反対た、ということがあるかもしれません。そういうときはどうすればよいのでしょう? まずは利用規約に違反していないことを確認します。そして次にコミュニティのためになることをしているかどうか確認してみましょう。そのコミュニティで決められているガイドラインを守り、積極的に編集しているかどうかを確認してみます。それでも、認められそうになければ、諦めるのも選択肢のひとつです。話し合ってみるのもいいでしょう。
他にも選択肢があります。それはもうひとつウィキアコミュニティを作ることです。そうすれば、あなたはそのコミュニティを作った時点で自動的にアドミンになれるどころか、ビューロクラットにもなれます。そしてファウンダー (設立者) のタイトルがあなたのプロフィールページにつきます。
従来のウィキアコミュニティでは似通ったコミュニティを立ち上げることは認められなかった時期がありましたが、現在は似通ったウィキアコミュニティを作ることができます。詳しくはヘルプ:コミュニティの複製をご覧ください。
その他の情報[]
他にアドミン、管理者とは何か?、何をすべきかを知るには、ヘルプ:アドミニストレーターとしてのベストプラクティスも読んでみるとよいでしょう。
ビューロクラットなどその他のユーザー権限については、ヘルプ:ユーザーアクセスレベルを読んでみると参考になります。