こんにちは、ウィキアンの皆さん。2014年末の時点での来年に向けての記事ページのデザインアイデアの方向性について話したいと思います。私たちは寛容なコミュニティの援助により、記事レイアウトの一部のアップデートをテストしている初期段階にいます。
記事はウィキア全体で、記事が「玄関口」となる多くのユーザーにとって間違いなくもっとも普通のページに分類されます。すなわち、これらのユーザーが検索を通じてウィキアにたどり着くとき、彼らの最初のサイトとそのコミュニティのエクスペリエンスは記事となります。きちんとこのエクスペリエンスを得ると、常連のウィキアユーザーになる人と一度きり訪れる人との違いを生みます。
過去1年間にわたって、私たちは数的指標を解析しサイト上の全体的なエクスペリエンスを調べています。私たちには、ものごとを改善する素晴らしい機会があると考えています。ウィキアのトラフィックの大部分を記事が占めている状況で、私たちが主力を注ぐべきよりよき立場とは何でしょうか?
下記にて動機づけの簡潔な説明を各々に添えて新レイアウトの一部を一覧にしています。これらの変更の中には冒険的なものもあります。歓迎されるものや物議を醸すものがあるかもしれません。私たちはまだ初期段階にいる状態であり、予定は確定されていません。現時点では断定的な回答ができない数多くの質問を皆さんがすると予想されます。しかし、私たちにとって、次の段階への指針に役立てるため、あらゆるタイプのユーザーの人目のつくところにこれらのアップデートを置いて、どのように機能しどのように機能しないかを確認することは重要です。
あなたのフィードバックは必要とされているものであり、私たちには極めて重要なものです。通常のチャンネルはオープンであり、ふたつのテスト中のコミュニティ上で記事ページの右側に「フィードバック」(Feedback) タブも追加しています。これによって、普段自分の考えを私たちに知らせることがなかった可能性があるユーザーや読者からのフィードバックを引き出されることは私たちが期待していることです。
Tardis Data Core と American Horror Story Wiki
この変更は、ローカルのナビゲーションのアップデートを除き記事ページに限られることに注意してください。
重要な機能の概要
レスポンシブ・ブレークポイント
新記事は流動的レイアウト (fluid layout) から後ずさりし、さらに予測可能なレスポンシブ・レイアウトに対応します。モバイル、タブレット縦長、タブレット横長/デスクトップ、デスクトップXL用の記事バージョンが登場し、それぞれのバージョンは、要素の位置を正しく保つ12カラムの「グリッド」の上に築かれます。
ライトレール (右側のサイドメニュー) の除去
ライトレール (right rail、画面右側のサイドバーのような領域) は広告、ビデオモジュール、追加広告のようなものを配置するウィキアの領域です。この領域はユーザーが投稿したコンテンツとウィキア固有コンテンツとを分離します。理論上は、これは良いアイデアですが、現実面では、ライトレールはやや大きな影響を与えるレイアウトと UX (ユーザーエクスペリエンス) の問題を生じています。
ライトレールの除去の背後の意図は、あなたのコンテンツを中心にもっていくことです。広告と個々のモジュールはその逆よりもコンテンツ周辺でこぎれいにしようとすべきです。これは、すべてのページの固定スペースについてもはや心配する必要がなくなることによって、複数のデバイスでもよりよいエクスペリエンスをもたらすことができます。これについてはすでにコンテンツ要素がページ上でどのように位置合わせされるかという多数の質問が寄せられており、私たちはテスト中のコミュニティの援助によりこれらの課題の解決策に取り組んでいます。
新しいタイポグラフィ
個々のデバイスで読者のエクスペリエンスを改善するもうひとつの大きな要素はデフォルトのタイポグラフィに重点的に取り組むことです。これには フォントファミリー、フォントサイズ、 行長、行の高さ、他タイポグラフィ機能などが挙げられます。そのフォーカスはあなたのデバイスを問わない全体的な可読性にあります。たとえば、フォントのサイズと行間のスペースはあなたが携帯電話で閲覧しているか高解像度モニターで閲覧しているかどうかで違いがでます。ライトレールを除去するのと同様に、これはよりクリーンでより予測可能なエクスペリエンスにつながるはずです。
ローカル・ナビゲーション
記事ページのアップデートとともに、私たちはローカルのナビゲーションのアップデートも確実にしたいと思っていました。この新しいナビゲーションは、正確に同一のコンテンツとあなたの現在のテーマに合わせた構成を使用しますが、それがよりクリーンな見映えになり、まとめるコンテンツに垂直型アプローチをとっていることがわかるでしょう。
左側のツール
ウィキアで人がコンテンツを処理するものには数多くの違いがありますが、これらの機能は現在ページ上に散らばっており、ときどき見つけるのを難しくしています。私たちはこれらの要素を、あなたがどこに行こうと簡単にアクセスできるようにひとつの場所に統合したいと考えていました。
コンテンツの推薦
ウィキアには素晴らしい豊富なコンテンツがあります。そして多数の消費者のファンがいると同時に、私たちは人々がさまざまな方法でコンテンツを発見しているのを見てきました。今日、コンテンツを発見する上位ふたつの方法は検索と記事内リンクを通してのものですが、やや発展が遅れたコンテンツを発見する第3の方法があります。それは現在ページの最下部に見られる「もっと読む」「さらに読む」(Read More) モジュールと「アラウンド・ネットワーク」(Around the Network) モジュールとして存在します。アップデートされたレイアウトに関し、私たちはこれらをページ下部で単一のモジュールに統合しています。
広告
広告はウィキアでコンテンツの無料化を維持し、偶然出くわすものです。私たちが作るサイトが例え変わろうとも、私たちは広告がどのようにしてそのエクスペリエンスに溶け込んでいるかを常に意識する必要があります。理想の世界では、広告が完全にコンテンツを専有しているとは感じません。この点を考慮して、私たちはライトレールを除去する選択をしましたが、その一方では、私たちは既存の広告をできるかぎり洗練された方法でコンテンツに溶けこませる方法を見つける必要がありました。
ページ上部の広告については今そこにあるもの変化しませんが、ページ中央にある広告はコンテンツに溶け込んでいきます。このエクスペリエンスをうまい具合にものにすることはユーザーエクスペリエンスにとって極めて重要になります。私たちは (とくに短いページでは) 広告が多すぎることがないように、画像/ビデオの配置を混乱させないように、明らかに広告として呼び出されていることがわかるように、適切な間隔で広告が離れて配置されることを確実にしたいと思っています。私たちが初挑戦でこのエクスペリエンスを明確にすることはまったくありそうにないことですが、私たちとしてはこれを緻密に監視し、適切なアップデートをします。
工事過程による埃の飛散をお許しください (Pardon Our Dust)
新しいリリースと同様に、バグが起こる可能性はあります。ウィキアは非常に複雑であり、コミュニティからコミュニティまで大きな幅がありうるコンテンツなので、個々のページで問題に直面するかもしれません。私たちはこの初期のプロトタイプが進行中に、テストコミュニティとともに協力し、この問題解決に最善を尽くします。
次のステップ
私たちはユーザーのフィードバック、定量的な動作データ、収入データ、Google の検索結果に対する影響に関してプロトタイプのコミュニティをモニターします。私たちは、エクスペリエンスを改良するために12月から1月にかけて活動し、次の段階についての決定を導くために私たちが学んだことを利用します。
重ね重ねお願いします。Tardis Data Core|ターディス・データ・コアとアメリカン・ホラー・ストーリーを確認してみてください。私たちは是非ともあなたのフィードバックを聞きたいと思います!
ご精読ありがとうございます。情報がたくさんあることは承知しています。あなたの考えを教えてください!
アップデート - 2014年12月15日
Disney Wiki英語版の管理者との活動後、Desney Wiki英語版のコミュニティはプロトタイプを紹介する準備が十分ではなかったことを確認しました。このファースト・ステージに協力していただきありがとうございます! ターディス・データコア (ドクター・フーのウィキア)が進んで役割を引き受けました。そして今そこで動作中のプロトタイプを確認できます。
- このブログ記事は『Prototype for a new article layout』の意訳したものです。
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