コミュニティセントラル
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ウィキアは大きなプラットフォームによって成り立っている大きな場所です。ウィキアで使える拡張機能のリストをご覧になったことはありますか?とても長いリストで、分かりにくいところもあるかもしれません。私も、ウィキアでの仕事を始めたばかりのときのことを思い出すと、複雑な機能を理解しようとして、でも1日目は結局、睨めっこするだけで終わってしまったのを覚えています(苦笑)

そんなにたくさんの拡張機能がある簡単な理由を説明させていただくと、各ウィキアコミュニティの皆さんができるだけ多くの開発ツールを使える環境を作りたいという思いからですが、もう一つ理由があります。それは、ウィキアがスタートして今日までの長い間プラットフォームは常に成長し続けていて、止まったことがない、ということです。

新しいコーディング技術が生まれ、インターフェイス基準は向上し、新しい端末がどんどん登場していく中で、ウィキアもプロダクトの観点から今後どのように進んでいくかという決断をくだしていかなければなりません。これはどんな業界のどんな会社でも起こり得ることですが、ウィキアのような協力型のコミュニティ第一の環境では、そのような変化が議論の的となり得ます。

ウィキアでのイノベーションには必ず大きな理由があります。それぞれ下記にてご紹介していきたいと思います。ご不明な点やご意見がありましたら、ぜひコメントをお願いいたします。

業界においての改革[]

ウィキアがスタートした当時、ウィキアは単なるwikiファームでしかありませんでした。ユーザーは登録をしたらコミュニティの作成をリクエストし、ウィキア側でコミュニティを作成していました。wikiの作成、カスタマーサービス、テクニカルサポートはすべて会社のほうで行っていました。

ですがファンの皆さんのおかげで、時が経つにつれ、ウィキアはもっと特別なものへと成長していきました。ウィキ・ホスティング・サービスでしかなかったものが、今ではファンによるファンのためのソーシャルユニバースとなり、世界中の熱狂的ファンが集まる場となりました。ウィキアコミュニティは事実上、各トピックにおいて最も理解しやすい、ファンによるコンテンツが集まる場所となりました。それはどんなウィキ・ホスティング・サービスにでも言えることではありません。MediaWikiのとwikiホスティングの基礎からベースが出来上がったウィキアですが、今ではコミュニティ、ソーシャル、パブリッシングにおいて非常にパワフルな機能を備え、開始当初よりもより多くの可能性を秘めたものへと成長しました。だからこそ、ウェブ上のユニークな認識を高めるためにも、ウィキアがコミュニティとして成長し、最高のプロダクトをユーザーや閲覧者に提供することが大切だと考えています。

全ての変更に関して、全てのユーザーの皆さんに同意してもらうのは、もちろん難しいことです。ウィキアがもっとシンプルなwikiであるべきだと考える方もいると思います。ですが、ウィキアがこれまでやってきたことは、ウィキ・ホスティングとソーシャル・ネットワークが交差した共通部分を目指すためのものです。それにより、いろいろなトピックに関するファンが集まる、ウェブ上でのファンの皆さんのホームというポジショニングが得られると信じています。

ソフトウェアが古くなる[]

こちらは言うまでもないかもしれません。ユーザーやサイトが変更を必要とする中、過去には有効だった解決策が今でも有効とは限らないということがあります。ウィキアでの簡単な例をご紹介するとグローバル・ナビゲーション・バーです。ウィキアはユーザーや読者の皆さんがウィキア内でいろいろなページへ行きやすいようにするべく、大きな試みをしてきました。トークページとメッセージウォールに関しても同様です。より自由でフレキシブルな編集が出来るトークページは便利ではありましたが、メッセージウォールを見てみるとたくさんのやりとりが行われており、メッセージウォールのほうが、現在多くの人がオンライン・コミュニケーションとして使用するコメントやディスカッションに近く、分かりやすいということが分かります。こういったものは、サイトをいつでも新鮮にしておくための小さいながらも意義のある変更であると信じています。

機能の重複[]

再びグローバル・ナビに戻りますが、こちらについてはリリース後、「なぜ任意で使える機能にしないのか?」というご意見をいただきました。問題となるのは、コミュニティ内の検索と全てのウィキアの検索を一つに兼ね備えたグローバル・ナビゲーション・バーを任意にすると、グローバル・ナビを使用しないと決めたコミュニティは検索が出来る場所が全くなくなってしまうということです。また、以前のナビゲーション・バーを使うとすると、コミュニティ内のJavaScriptやCSSにも影響が出てしまいます。

ウィキアのような複雑な環境では、小さな変更が急速に大きな問題となってしまいます。各ユーザーの個人設定に加えるオプションによって、サイトへ新しい要素が加わることとなり、入念なテスト、開発、メンテナンスが必要となります。ウィキアでそういった変更の決断をするときには、そういった必要な開発とメンテナンスに時間を費やすことが本当に意義のあることなのか、慎重に考えて判断します。古い機能についても同様です。もし月に300時間を費やして古い拡張機能のメンテナンスをしなければならないとしたら、その時間を他の大切な機能のために遣えないかということをまず考えます。

『革新するか死ぬか』[]

この名言はビル・ゲイツさんのものでよく引用されていますが、実はMicrosoftが登場する前から使われていました。そして、ソフトウェアの開発においても100%当てはまります。時代の流れに着いていけなければ、または新しいアイディアを生み出して正確に実行できなければ、より適応性があって賢い会社に先を越されてしまいます。

プロダクトのリリースと変更にはいつもリスクが付きまといますが、どんなに自信があったとしても、改変を加えるというのは怖いことで、それは私たちウィキアにとっても同じことです。コミュニティの皆さんに喜んでいただけるか、思った通りの効果が得らるか、不安なこともあります。ですが、何もしないというのはさらに大きなリスクを背負うことになります。「上手くいっているの思われるものをキープする」というのは安全なチョイスではありますが、「今上手くいっているもの」は「もっと上手くいく」ようにすることができます。ウィキアがより良く、より新鮮に、より簡単に使えるものへと進化しなければ、他の誰かがそれを成し遂げることになります。改変というのは、うんざりするものに感じてしまうこともあるかもしれませんが、長い目で見たとき、それはウィキアのすべてのコミュニティにとって最善の利益となるはずです。

皆さんがアドミンや投稿者として、それぞれのウィキアにフォーカスして活動していただくにあたり、ウィキアではすべてのコミュニティが繋がっているということを忘れがちになってしまうこともあると思います。ウィキアという会社は、熱心で献身的な皆さんの力なしでは成り立ちません。だからこそウィキアと皆さんとの関係は私たちにとってとても重要です。そしてそれが、新しいユーザーの皆さんにとってウィキアを新鮮で新しいものにし、尚且つ、長い間ウィキアをご利用いただいている皆さんにも喜んでいただける、というバランスを大切にしたいと思っています。そのために、新しいプロダクトのリリースや変更をご報告したり、オープンに正直にユーザーの皆さんと触れ合っていくことが大切なのではないかと思っています。

逆に、コミュニティの皆さんにもウィキアを必要としていただけたら...と思います。ウィキアにはリソースがあり、広告やマーケティングがあり、コミュニティ・サポートやディベロップメントのチームもあり、ウィキアが常に安定して作動してコミュニティの成功を助けるための技術のチームもあります。このようなたくさんのチームによってウィキアを無料でご利用いただき、検索エンジンのトップにランクするような手助けをさせていただき、皆さんオリジナルの創作とコラボレーションのお手伝いができればと思っています。

そのためにウィキアは新鮮であり続けたいと思っています。少しでも多くの投稿者や閲覧者の皆さんにとって簡単なツールでなければ、光速で進むウェブ業界で生き残っていくことは不可能だと考えています。

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