「荒らしに反応しない」(don't feed the trolls) というのは、インターネットでもっとも重要な教えのひとつです。これは、昔からある、いじめへの対処法にも似ています―荒らしに対して何らかの反応を示してしまうと、誰かの注意をひきたいと思っている荒らしを満足させることになってしまうのです。
荒らしとは?[]
インターネット用語としての「荒らし」(troll) とは、問題になる、挑発的な発言を投稿する個人を示すインターネットスラングです。「挑発行為」と呼ばれることもあります。ウィキペディア日本語版などのように、広義には初心者も犯してしまいがちな「記事破壊行為」(vandalism) も荒らしと同一のものとして解釈されることがあります。これらの挑発的な発言は、コミュニティを崩壊させるために他のユーザーを故意に怒らせる意図をもってオンラインコミュニティ上で、無関係または主題からずれたメッセージのように単純なものともなります。注意してください。「荒らし行為」(trolling) の定義は主観的なものです。あるユーザーには荒らしのコメントと思っていても、それがたとえ物議を醸したり問題のある投稿であっても、他のユーザーには正当な投稿として見られる場合もあります。違うものだと判断されるまでは、誠意を前提 として (善意にとって) ください。
荒らしの別の形態は、故意にコミュニティやコミュニティにあるページを破壊したり外観を損なう「ヴァンダリズム」です。ヴァンダリズムは「記事破壊行為」と呼ばれることもあります。これは無作法でなければ明確でないわけのわからない投稿になることもあります。さもなければ、露骨な内容や卑猥・下品なものと同じくらい悪いものにもなりえます。無関係な記事、トークページ、フォーラムなどで他のウェブサイトの宣伝をする「スパマー」はヴァンダルにも似ています。
これらのユーザーに対処するには?[]
もし邪悪な意図をもって行動したり荒らし、ヴァンダリズム、スパムを行うユーザーであるとわかっている場合は、彼らに情動的な反応、過剰反応、そのほか白熱した応答で「反応」しない (エサを与えない) でください。決して話し合いでヴァンダルや荒らしと交戦しないでください。決して彼らに「ヴァンダリズムを止めること」や「報いを受ける」ことを要求しないでください。そうすることがすべて彼らを認めることであり、彼らが求める注目を集めることになるように、ヴァンダルは自分たちがルールを破っていることをわかっています。興奮かつ大げさな反応は、あなたがどうやって興奮したり動揺するかを見るために、彼らの悪い行いを継続させエスカレートさせます。子供っぽく聞こえますか? そうです。同じやり方で反応しないでください。
そのときあなたがすることは? コミュニティでは明らかに、アドミンと有用なユーザーは少しだけ反応する必要がありますが、これらの反応は可能な限り冷静かつ限られたものにしなければなりません。あなたがする必要があることはゴタゴタ (問題) を解決することです。これをする3つの簡単なことがあります : リバート、ブロック、無視 (英語)。彼らが行った酷い編集は、彼らが破壊する前の元通りの状態に戻すためリバートしてください。そして問題のあるユーザーが酷い編集を継続できないようブロックしてください。
次に最大の難所となりそうなことがやってきます:彼らを無視してください。彼らをブロックし、彼らの編集をリバートしました。あなたは、私たちがすべきこと──自分のテーマを愛するすべての人のためのコミュニティを素晴らしいリソースにすること──を再開する以外は、他に何もする必要はありません! 今まで通り、コミュニティに合った、わくわくする編集を再開すればいいだけです!
助けが必要なときは?[]
大抵は「リバート、ブロック、無視」メソッドでFandomの活動でいつものように通常通りの作業に戻ることができます。ときどき、ローカルのアドミンがさらなるサポートを必要とするような多数の問題を、ヴァンダルが起こすことがあります。そのときは、Fandomスタッフへ連絡してブロックや修復のヘルプを依頼できます。
その他のアドバイス[]
このような問題ユーザーに対処する方法はたくさんあります。一部の方法は良い方法でしたが、そうでなかったものもあります。以下に挙げる方法はこれらの状況に対処する適切な方法ではありません:
- ヴァンダルや荒らしであることがわかるよう「マーク」したページ、テンプレート、カテゴリを作成する。これは人々に、ヴァンダルな投稿者が誰であるかを知らせる試みとしては誠実ですが、荒らしが期待している褒め言葉・お礼・勲章を与えるだけです。
- 「アンチ・ヴァンダル」「荒らし反対」グループやキャンペーンの創作。ほとんどのヴァンダルや荒らしは、自分たちの行動をゲームと捉えています。このようなグループを作ったりやキャンペーンを始めることによって、あなたは結局そのゲームをに参加することになってしまいます—そして荒らしはさらに悪意のある酷い編集を継続して反応を見て楽しむ決断をしてしまいます。
- ブロックメッセージや、⧼wall-message-wall/ja⧽やトークページに怒りや軽蔑的な言葉を残すこと。これはトラブルメーカーが (言い争いになったときの)「最後の一言を残す」ために戻ってきて仕返しを促すことになりえます。
もし最初にユーザーがページを破壊したとき、それをリバートして、ブロックする前に⧼wall-message-wall/ja⧽やトークページなどで警告するかリマインダーを出すことは良いアイデアです。もしユーザーが破壊を継続する場合は、ユーザーをブロックできるアクティブなアドミンと連絡をとることが良き選択となります。もしあなたがアドミニストレーターの場合は自分でそのユーザーをブロックしてください。また、もしユーザーがふたつ以上のコミュニティで破壊行為をしている場合、Fandomスタッフ または VSTFにそのユーザーへのグローバルブロックを依頼することも良いアイデアとなります。
関連情報[]
- Wikipedia:認識を拒絶する - ウィキペディア日本語版
- Wikipedia:差し戻し・ブロック・無視 - ウィキペディア日本語版
- Wikipedia:荒らしを侮辱しない - ウィキペディア日本語版
- Wikiversity:Vandalism: No shrines for vandals (英語のみ) - Wikiversity英語版
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