コミュニティセントラル

検索エンジン最適化またはSEOとは、サイトが見つかりやすくするために、検索結果(SERP)で優位な場所に表示されることを目指すための複合的な試みの総称です。SEOのベストプラクティスは常に変化し、進化し続けています。ウェブが登場した当初は大きく影響を与えていたようなテクニックは十分なものではなくなり、今日ではインデックスされるための必要不可欠なものとなりました。

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Gambit doesn't play for table stakes; he antes up.

検索結果で上位に表示されるためには、ユニークで魅力的なコンテンツを、トピックに興味や情熱がある人たちとウェブ上で共有することが大切です。Googleやその他の検索エンジンは、関連性や便利さによって各サイトのランク付けをするために、200以上の要素を考慮した複雑なアルゴリズムを使っています。つまり、1ページ目(そしてその一番上)に表示されるようなコミュニティは、そのトピックのエリアで非常に重要なものだと考えられているということになります。

このそれぞれの要素に与えられる価値は、悪用を防ぐため秘密にされており、モバイル端末使用量の増加など、検索者の行動に配慮するために頻繁に変更が加えられているものです。こういった変更により、時とともに効果的でなくなってしった戦略もありますが、新しく立ち上げられたばかりのコミュニティにもすでに確立しているコミュニティにも活用していただけるSEOのベストプラクティスがあります。

検索エンジンが、検索結果の一番上に表示するサイトに求めている価値は何なのかを追究する前に、まずコミュニティの画像や記事ページがどのようにしてインデックスされるのかを知ることから始めましょう。

クローリングとインデックス化[]

検索エンジンのボットは、ウェブをクローリングし、インデックス化します。

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スパイダーマンと検索スパイダーにはいろいろな共通点があります。

クローリングとは、インデックス化において最初に行われるステップです。検索エンジンは自動化されたボット(「スパイダー」とも呼ばれます)を送り、まるで人間が非常に速いスピードでページを閲覧するかのように、ページのタイトル、画像の名前、その場所を読み取り、インデックスにある他のドキュメントでよく使用されているキーワードが、そのサイトではどのように使用されているかを読み取ります。

検索エンジンはクローラーによって集められたデータを使い、どのページをデータベースに加えるかを判断します。ここで覚えておきたいのは、検索結果は、特定のトピックに関する利用可能なドキュメントだけを考慮して作られた不完全なリストであって、インターネット全体を示すような正確なリストではないということです。というよりもむしろ、検索エンジンのデータベースは、何億ものページに秒単位でアクセスできるよう、一部のデータしか保持しません。

では、コミュニティのページがインデックスされて、他のサイトよりも上にランクするためには、どうすればいいのでしょうか?まず重要となるのは、ページ内のコンテンツです。

ページ内の要素[]

ページ内のSEOには、URLの構造からページのロードにかかる時間まで、様々な要素が含まれますが、特に重要な要素は、皆さんのようなコミュニティメンバーの手に委ねられています。

キーワードの使用頻度と使用箇所[]

インターネットが普及し始めたばかりの頃、検索エンジンはクエリをキーワードの構成成分に分けた上で、完璧にマッチするものをウェブ上で探していました。今日では、Googleはセマンティック検索を使って検索者の意図を読み取り、曖昧さを取り除くことができるようになっています。「Spider-Man」と検索しても「Spider Man」と検索しても同じ結果が出るのはそのためです。また、「Nashville」と入力するとテネシー州にある都市の情報が表示されますが、「Nashville Cast」と入力するとコニー・ブリットンが出演する映画、Nashville(ナッシュビル)の情報が表示されます。

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以前は、関連するたくさんのキーワードを一つのページにまとめて含めるのが良い、とされていました。ですが今日ではこのテクニックを使うと、検索エンジンにあなたがロボットであると思わせてしまうことになります。近代的な検索アルゴリズムは、より人間的な言語を好み、機械生成されたような浅いコンテンツを嫌うようになっています。

ページを作成したり、編集したりするときに「このページを検索エンジンから探すとしたら、検索バーにどんな言葉を入れるだろう?」と考えてみましょう。これが記事にぜひ含めたいキーワードとなります。また、ふさわしいと思われる場合には、同じ意味の別の言い回しのキーワードを含めることも考えましょう。(例:グランドセフトオート、GTA、Grand Theft Auto、GTA 車、GTAの車)ただし、これらが自然にページに登場するようにしましょう。

検索されているクエリに近い、または完璧にマッチするキーワードが含まれている場合、コンテンツは関連性があるとみなされます。ですので、どのキーワードを含めるかを考える際には、キーワードをリサーチしてみることが大切です。

ファイル名とファイルの詳細[]

Googleやその他の検索エンジンは、動画や画像をより上手く理解できるようになってきていますが、詳細なファイル名や解説を加えることで、より強く、クリアなシグナルをボットに送ることができます。これは、スクリーンリーダーを使ってコミュニティにアクセスしている目の不自由な方にも優しいベストプラクティスです。

Steven Rogers (Earth-616) from Avengers Vol 5 37

例えばこのスティーブ・ロジャースの画像の場合、ファイル名にはSteve Rogers、及びCaptain Americaのどちらか、または両方入れることをおすすめします。そして解説には、「Commander Steve Rogers in Avengers Vol 5 Issue 37」などさらに細かい情報を加えるようにしましょう。

リンク[]

内部リンクはユーザー・エクスペリエンスをより良いものにすることにも繋がり、検索ボットがコンテンツを見つけたり、インデックスしたりする助けにもなります。検索クローラー(スパイダー)が様々なページにアクセスするには、リンクを使って移動しているということを忘れないようしましょう。

Voldemort Tom Riddle

Tom Marvolo Riddle, aka Lord Voldemort.

あるトピックについて、初めて学ぼうとしている閲覧者がいるとします。もっといろいろ知りたいと思ったとき、一番クリックしたくなるような場所はどこでしょうか?それがリンクを加えるべき場所となります。

  • リンクをたくさん加え過ぎる必要はありません。検索ボットは、ヘッダーやフッターを含めて100から200のリンクしか追わないと推定されています。
  • アンカーテキストをできるだけ使用しましょう。ページから他の記事に一度リンクするだけでも構いません。例えば「ハリー・ポッター」のページなら、文章内の「闇の帝王」や「名前を言ってはいけないあの人」という言葉から「ヴォルデモート卿」のページへ自然にリンクすることができます。
  • 特別:Insightsのページを使って、リンクが設定されていないページを見つけ、リンクを足してみましょう。行き止まりがないようにすることはとても重要です。また「望まれているページ」では、赤リンクとなっているページを見つけることができ、編集を始めるときに参考にしていただけます。
  • カテゴリはコミュニティの構造をまとめ、人間もボットもカテゴリを通してページ同士の繋がりを理解することができます。特別:Insightsではカテゴリが設定されていないページも見つけることができます。

ページ外の要素[]

不思議に思われるかもしれませんが、コミュニティが上位にランクする可能性の半分ほどは、直接のコントロール外にある要素です。トピックについて一番最初に公開すること、信頼できる外部サイトからのリンクの(購入ではない)取得、ソーシャルメディアでのディスカッションのトピックになることは、ランキングに非常に大きな影響を与えることになります。

以前はボットによって、新しいコミュニティへのリンクを外部サイトのディレクトリ、フォーラム、ブログのコメント欄などに作らせることが可能でしたが、最近ではそのようなサイトで自動的にrel=”nofollow”のアトリビュートが加えられるようになり、検索ボットはそういったリンクに価値がないことを判断できるようになりました。

各コミュニティのリーダーの皆さんにとってのベストプラクティスは、投稿者の皆さんがクオリティの高いコンテンツを作り、そこで外部リンクが自然に作られるようにサポートすることなのです。

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