コミュニティセントラル

コンテンツ作りには、誰もが悩むところです。そこで、コンテンツ作りの事例、アドバイスを掲載していきたいと思います。

概要[]

Fandomの機能の標準的なものとしては、以下のものがあげられます。

  1. 本文、見出し、リスト、定義文、画像などの基本的な要素
  2. リダイレクト
  3. テンプレート
  4. カテゴリ
  5. フォーラム、プロジェクトなどの特殊な名前空間
  6. メディアウィキの設定
  7. 利用者ページ

このうち、本文に関する解説はチュートリアルに譲るとして、ほかの要素を簡単に解説します。

リダイレクト[]

リダイレクトは、あるページを別のページに飛ばす機能です。#REDIRECT [[ページ名]]と書くだけで、そのページにアクセスした際に他のページに自動で移動します。

これを使うと、例えば英語名と日本語名、正式名称と略称、変名といったものをいちいち解説すること無く同じページとして扱うことが出来ます。例えば、スタートレックのウィキMemory-Alphaのこのページでは、「地球人」のページを「人類」のページにリダイレクトしています。このように、表記上の揺れのある同一な語句を一箇所にまとめることが出来るので、海外のものを日本語に直した際の誤差などを吸収することが出来ます。

テンプレート[]

書きかけテンプレート

エバークエスト2ウィキの書きかけのテンプレート

Wow Ironforge dwarf

wow wikiの記事1

Wow Stormwind human

wow wikiの記事2

これは、記事の中で繰り返し現れる表現を簡単にまとめることのできるもので、これを使うことで、繰り返し使う言い回しを簡単に利用できるようになります。

ひとつの利用法は、記事に対する注釈、警告などです。例えば、書きかけを表現するテンプレートを使うと、その記事が書きかけであることが{{書きかけ}}と書くだけで簡単に表現でき、それにより、読み手、または書き手に対してメッセージを送ることができます。

また、テンプレートは、テーブル状に組んだり、中に引数を含むこともできます。これを利用すると、人物に関する記事や、ゲームのアイテムに関する記事など、同じ要素を持つものに対して同じ要素を使って表現することができるようになります。例としては、英語版wow wikiの、ゲーム中の種族(キャラクターの種類)の記事(12)があげられます。これらふたつは、ゲーム中の同じ要素を扱っているため、そのタイプなど同じ要素を含みます。そこで、両方とも右側に同じ形のテーブルを用意して、画像や、同じ要素を併記するようにしています。こうすることで、記事中で同じことを繰り返し言及することなく、簡単に、かつわかりやすく記事の内容を表現することができます。

詳細は、ヘルプ:テンプレートをご覧ください。

カテゴリ[]

カテゴリは、記事の属性を表現するための手段で、[[カテゴリ:xxx]]と文中に書くと、画面下部にその記事のカテゴリが表示されるようになります。こうすると、同じカテゴリを持つ記事がCategory:xxxというページに自動的にまとめられ、手で一覧記事を作らなくても済むようになります。カテゴリのページはページ上部が編集可能で、ここで、そのカテゴリが何を示すのか、適切な解説記事はどれなのか、ということを示すことができます。また、カテゴリは、カテゴリ記事内にカテゴリを含めることで、カテゴリ自体を入れ子にすることができます。同じカテゴリ内に属する画像は、記事とは別にカテゴリの記事内に自動で表示されますので、これで、簡易ギャラリーを作ることもできます。

カテゴリの応用は、これだけにとどまらず、例えば、ヘルプ:ダイナミック・ページ・リストヘルプ:Monacoスキンのカスタマイズに見られるように、カテゴリを使って記事を表現することもできます。

このように、カテゴリは、記事の属性を示すにとどまらず、いろんな応用範囲があります。是非ともご活用ください。

フォーラム、プロジェクト名前空間[]

フォーラムと言っているのは、各ウィキにあるForum:で始まる記事のことです(このウィキのフォーラムは、こちら)。こうした記事では、通常の記事の作成とは別に、議論を行うために使うことが推奨されています。こうした掲示板風のページを使うことで、他の利用者の方とコミュニケーションを図ることができます。

プロジェクト名前空間というのは、「プロジェクト名:xxx」で始まる記事のことで、ここで言えば、wikia:xxxというページのことです(プロジェクト名の部分は、個別のウィキによって異なります)。ここへのリンクは、[[Puroject:xxx]]というリンクを貼ることで、「Project」の部分が自動的に置き換えられます。

ここは、そのプロジェクトの方針やウィキ全体の処理を行うためのページで、たいていは、「このプロジェクトについて」というページがあるはずです。エバークエスト2_Wiki:このプロジェクトについてでは、ゲームに置けるどういう記事を書くかという方針が述べられています。英語版HaloのHalopedia:Requests for Adminshipというページでは、このウィキの管理者の募集、および投票などをまとめています。

このように、ウィキの本文とは別に、ウィキ全体を見渡すためのページもFandomでは用意されています。こうしたページを使って、ウィキをわかりやすく案内し、利用者と円滑なコミュニケーションをとることで、ウィキを更に盛り上げることができるでしょう。

メディアウィキの設定[]

カスタマイズされたsitonotice

カスタマイズされたデザインとsitenotice。画面上部でメッセージを出力している

これは、各ウィキの細かな設定を行うための名前空間で、通常は管理者以上の権限がないと編集できません。主なところで言えば、記事本文中のデザインを行うためのMediaWiki:Common.cssや、編集画面下部に出るショートカット集のMediaWiki:Edittools、ウィキ全体にメッセージを送ることのできるMediaWiki:Sitenotice、ナビゲーションを作るためのMediaWiki:Sidebar(Quartz向け)やMediaWiki:Monaco-sidebar(Monaco向け)などがあります。また、特別:Allmessagesというページで、表示メッセージに使われるMediaWiki 名前空間の記事の一覧を見ることができます。ここを編集することで、そのサイトにあわせたメッセージを利用者に対して提供することができます。

この機能を使うことで、そのウィキの特徴を視覚的に表現し、利用者に対して楽しいウィキを作っていくことができるようになります。

利用者ページ[]

利用者ページとは、記事名が「利用者:」または「User:」で始まる記事のことです。ここは、各利用者の専用ページになっていて、このページにて各利用者の方は自分なりのメモをまとめたり、自己紹介を行うことができます。

会話ページの通知

会話ページの通知

また、「利用者‐会話:」で始まるページは、その利用者に対してメッセージを送るためのページです。ここにメッセージを記載すると、記載された相手の方に通知が届きます。これは、Fandom全体で機能するので、例えば、あるプロジェクトとは別のプロジェクトでメッセージを送った場合でも、通知自体は相手に届きます。

このように、Fandomには、様々な種類のページがあり、それぞれ性格がわかれています。一遍に全部を理解することはありませんが、迷ったら、ぜひとも上記を参考にして、活用してみてください。

テーマに合わせたウィキの作り方[]

ウィキのコンテンツ作成については、誰もが悩むところです。そこで、テーマ別のコンテンツに対するアドバイスをまとめてみました。

ゲーム[]

ゲーム、特にロールプレイングゲームは情報が豊富にあるコンテンツの代表格と言えるでしょう。大まかにいって、こんな感じの構成が考えられます。

  • ゲームのキャラクター
  • ゲーム中のアイテム
  • ゲーム中の敵キャラ
  • 攻略情報
  • 新作情報

といったところでしょうか。

スポーツ[]

スポーツも、歴史あるものなどは、とても豊富な情報を持っています。野球を例にとってみると、

  • 野球全体での記録
  • 選手の実績
  • チームの歴史
  • 勝敗

などがあるでしょう。特定チームに肩入れするなら、もっとチームの色を表に出すことも考えられるでしょう。

アニメ、ドラマ[]

長期間にわたって続いている作品群は、格好のウィキ作りの題材です。こうした記事をまとめるのには、以下の要素が考えられるでしょう。

  • 登場人物の記事
  • 俳優、声優に関する記事
  • 各エピソードの解説
  • 派生コンテンツの案内
  • 作品の舞台や、主題歌などの周辺情報

技術[]

広く知れ渡っている技術なら、ウィキで利用する素材は事欠きません。こんな記事が考えられるでしょう。プログラミング技術なら、こんな記事が考えられるでしょう

  • そのプログラミング技術の基礎文法
  • ケースに応じた応用例
  • その技術を利用した実際の製品
  • バージョンアップ情報

ほか、まだまだいろいろなケースが考えられ、それこそウィキのテーマに応じて種々様々でしょう。ぜひとも、個別に独自のウィキのコンテンツ作成方針を考えてみてほしいと思います。

その他のヘルプとフィードバック[]