<p>本日、新デザインのページ/記事ヘッダーの正式リリース日についてお知らせしました。 新ヘッダーの画像や色をカスタマイズできるようテーマデザイナーもアップデートされる予定です。こちらが新しいテーマデザイナです:
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<p>さて、デザイン変更の一環として、CSSとJSによるカスタマイズは基本的にヘッダーに適用されなくなります。これに伴い、Wikiナビゲーション・メニューが第4、第5レベルまで多階層展開されるカスタマイズも無効となります。多階層化のカスタマイズは一部Wikiで採用されており、
コミュニティ・カウンシルから頂いたフィードバックによれば、アドミンの中には多階層化がナビゲーションに必要不可欠だとお考えの方もいるとのことでした。しかし私たちは今回、この種のカスタマイズを新ヘッダーに反映させないことに決めました。Fandom全体にデザインの一貫性を持たせることも目的の一つですが、何より大きな理由は、このデザインがユーザーエクスペリエンスを阻害する要因になっているからです。
</p><p>ナビゲーションを階層化させるのは、より多くのリンクを表示してユーザーを誘導させるためでしょう……しかし実際のところ、メニューに主要トピックスをたくさん表示すれば、探しているコンテンツが見つけやすくなるのでしょうか? 実はそうではないのです。リンクをたくさん表示すればするほど、分かりやすさが損なわれてしまうのです。
</p><p>ユーザーエクスペリエンスのデザイン業界では必要以上に選択肢を表示するのは良くないこととされており、“決断力の麻痺”(decision paralysis)と呼ばれる現象を引き起こします。訪問すべきページが多すぎるという印象がナビゲーションを分かりにくくしてしまうのです。ユーザーはいらいらしてサイトを離れてしまい、もうあなたのWikiは訪れず、どこか他の場所で答えを探そうとするでしょう。
</p><p>では、最適なナビゲーションメニューとはどんなものでしょうか? 何千というページがある複雑なWiki構造をどう扱えばいいのでしょうか? なぜナビゲーションのリンク数を減らすほうがいいのでしょうか? これらの質問に答えるウェブサイトの記事をご紹介します。第4、第5レベルのメニューを使わない方が良い理由が分かっていただけると思います。
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<p>ナビゲーションをデザインする際に注意すべきポイントをまとめます:
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- KISSメソッド、すなわち「シンプルかつ直線的に(Keep It Simple and Straightforward)」に注意する。
- 記事で解説されているとおり、第4、第5レベルといった込み入ったナビゲーションは避ける。
- メニューの項目は大きなカテゴリにまとめる。必要なのは重要なトピックを全て見せることではなく、そこへアクセスするルートを示すことです。ユーザーが探している全てのページではなく、ユーザーが必要とする最低限のページへのナビゲーションを優先させてください。
- “必要不可欠なリンク”と“あると便利なリンク”は別々にして、ナビゲーションを順序立てましょう。
- ナビゲーションの単純化と同時に、重要なリンク/関連リンクをコンテンツに(ナビゲーションメニューに、ではなく)表示する方法を考えましょう。
<p>今回のアドバイスが、第4、第5段階のメニューを使っているWikiのお役に立てることを願っています。皆様がナビゲーション構造を調整し、今回のアドバイスやその他のテクニックを役立てていただければこの上ない幸せです。
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